- 業種
- 小売
- 年
- 2025
- 技術
- Workers · Durable Objects · Stripe · 多通貨
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市場をひとつの仕組みで
課題
三市場で税制・決済・配送が異なり、三つの別システムを三チームで維持していました。一つの商品の価格変更に三つの管理画面が必要で、どれか一つは高い確率で忘れられていました。
制約
三地域の規制が、こちらの設計に合わせて揃うことはありません。日本の税込表示、台湾の統一発票、シンガポールのGST登録基準 —— これらは抽象化できず、うまく表現するほかありません。
進め方
差分を分岐コードではなく設定として表現しました。税・決済・配送がそれぞれ設定可能な規則群になり、市場とはその組み合わせの一つです。新市場の開設はフォームの記入になりました。
ひとつの判断
ルールエンジンは意図的に汎用にしていません。この三市場が実際に必要とする規則の形だけを支援し、支援しないものを文書に明記しました。あらゆる規則を表現できるエンジンは、やがて誰も読めない第二の言語になります。
トレードオフ
規則の形が本当に異なる四つ目の市場では、依然としてコード変更が要ります。試算した上での判断です。その種の市場は拡大計画の七番目以降であり、今から汎用化の代償を払う価値はありませんでした。
結果
三市場でひとつのバックエンド。四つ目の市場の検討は六週間から二日になりました。
その後
2026年初めに四つ目の市場を開設されました。規則の形は支援範囲に収まり、コードは一行も変更していません。賭けは当たりました。